南極猿手帖

だいたい音楽の話(邦:洋=2:8くらい)をしている人です。ライブに月1~3回くらい行ってます。

【UNISON SQUARE GARDEN】ユニゾン15th Anniversary 7月27日 舞洲スポーツアイランド レポとかMCとか

度を越した疲労感と眠気と腰の痛みと、それを凌駕する満足感とともに眠りの世界へ旅立ち…気づいたらライブから数日経っておりました。そんな感じでユニゾン15周年ライブのレポです。MCの思いだし書き起こしは下の方にあります

 

場所は舞洲スポーツアイランド 、完全野外の会場に2万人を超えるファンが詰めかけ、ちょっとしたフェスの様相を呈しておりました。着いたら屋台とか出ててビビった。グッズやクロークが長蛇の列を成していたのは予想通りでしたが、トイレ待ちの列はそれ以上で、まっすぐ並べたら万里の長城が埋まりそう。トイレが遠く遠く、何処までも遠く…

 

折しも台風18号が日本列島を通過するというタイミングの悪さでしたが、ライブが始まる数時間前には雨もやみ、時折日差しも出てきて中々良い巡り合わせです。ただし地面は雨でグジョグジョでした。グッズに長靴があったら即時完売してたこと請け合い。

 

今回は結成から15周年という節目のライブということもあり、気合の入り具合も半端なく。特設された会場はこんな↓感じで非常に洒落ており、シャッター音が鳴りやまない

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さて内容ですが、アニバーサリーライブの名に恥じないもんのすごいセットリストでありました。

 

『お人好しカメレオン』が一曲目という、2万人以上の予想を裏切ったであろう意外な出だしで、少しあっけにとられていましたが、すぐに「は?歌うま」と謎のキレ具合を発揮し、引き込まれていきます。

 

シャンデリア・ワルツ』でさわやかにロックモードへ突入し、 

次は個人的に中毒ソング『君の瞳に恋してない』で順調にボルテージを上げ、

流星のスコールへ。ナンバーガールを想起させるジャキジャキしたコードストロークで夏らしい爽やかな気分に。「流星だし夜になってからでも良かったかも...?」と思ったのは2日後のことでした

 

「頭が下がる その言葉をはき違えて ペコペコ重力とお友達」という超絶アイロニカルな歌詞が南国風味の音に乗る『instantEGOIST』。楽しい

 

続く『リニアブルーを聴きながら』はイントロからやっぱり代表曲の風格がある。イントロから終わりまで、とてもカラフルな曲。

その次は新しいながらもユニゾンでトップクラスで好きな『Invisible Sensation』。『ボールルームへようこそ』のテーマソングになっただけあって躍動感があり、メロディアスで、歌詞がとにかく力づけられる。もう、エモさが天井を叩いていて、間奏とアウトロのギターソロが爽快。というかライブで改めて思いましたが、あの複雑なメロディ歌いながらアルペジオや執拗なまでのコードチェンジを弾きこなす斉藤氏おかしい。そしてこの曲のバスドラはもはやメタル。

 

8月、昼中の流れ星と飛行機雲』、『オトノバ中間試験』とアルバムDr.Izzyからの選曲が続きます。オトノバ中間試験はユニゾン史上1,2を争う狂った曲で、ポップながらも結構めちゃくちゃな曲構成だし「これライブやるの無理では?」と思ってたんですが涼しい顔で演奏してた。なんだこいつら

 

前の兄ちゃんの頭にコガネムシが停まるというどうでもいい個人的ハプニングを経過し、

カウンターアイデンティティ』で熱い雰囲気へもっていきます。続いて『Catch Up,Latency』で疾走感を味わい、周年ライブだったら絶対やると思ってた『プログラムContinued』に続きます。

 

 

シンガーソングライターが演奏しそうな曲『黄昏インザスパ』では歌詞と優しい歌い方にちょっとしっとりした雰囲気になります。ちなみに地面はずっとしっとりしていました

 

現時点で最新(?)曲の『春が来てぼくら』を今夏が来てぐったりなぼくらが見守り、その日はじめてのMCへ。

 

覚えてる内容としては、こんな感じ。(断片的な記憶から再現してるんで結構間違ってると思います)

◆斉藤

・いやー、(雨)降ったね。…そして止んだね。

・15周年ライブということで、黒歴史について話してみようと思うんですけど。今僕ら「バンドが煽るのはダサい」みたいなことを言ってるんですよ。「行くぞ東京ーーー!」みたいなやつね。インタビューなんかでも偉そうに、「煽りとかダサいっすよね」とか答えるんですけど…。実は昔はめちゃくちゃ煽ってました(笑)。覚えてるのが、代官山でライブやったとき、「いくぞ代官山ぁぁぁぁああ!」って煽ったとたん、ギターの弦が「ブチッ!!」と切れたんですよ。自分が一番いけてなかった、っていう

・他にも大阪のミナミホイール(?)っていう会場でやったときのことなんですけど、会場の名前に「ホイール」が入ってるからか、田淵がいきなり「お前らのホイールをまわせぇぇぇぇぇ!!」って煽りだして…(笑)。いまだにあれは笑っていいのかどうなのか分からないんですよ。

 

 

みたいな感じでした。あれ、なんかもうちょっと良いこと言ってた気がするんですけどこういうくだらない話しか思い出せない。

 

さて、MC明けは「インディーのころに良くやってた曲です」とはじまった『水と雨について』周年ライブともあって最も古い曲の一つからの選曲。アルバム音源より歌い方に荒っぽさがなく、新しい曲として生まれ変わってました。そうそう、最近出たB面集のアルバムに、最初期の曲の再レコーディングが入ってたんですけど、オリジナルとはまた違った洗練された演奏になってたんで必聴です

 

 

続く『harmonized finale』はとにかく「エモさ」をぐつぐつ煮込めたようなエモソングで、「ずっと続けばいいな けど終わりが近づいてるのもわかるよ」という歌詞がこのライブ自体を表しているようでした。いやまあ、こっからも結構長かったわけですが。

 

cody beats』は良い意味で青臭い感じのする曲で、エモさが高まったところにこの熱演が刺さる。

10% roll, 10% romance』は曲のテンポが速いのはもちろん、もはや舌噛みそうなAメロの歌詞をライブでもよどみなく歌えるのヤバいなと思いつつ、ライブならではの臨場感ある疾走感を味わいます。感、感ばっか言ってる文章って頭悪そうですよね

 

そして盛り上がりが沸点に達したのが『天国と地獄』。あたりはもう真っ暗でしたが、煌々と光るステージライトのもと、観客がぴょんぴょん飛び跳ねる様子は天国のようであり、グジョグジョの地面の上で激しく動くためスニーカーが茶色に染まるのは地獄でもありました。Bメロ(?)部分の印象的なギターフレーズですが、1番と2番で使ってるエフェクトが違ってたのが印象的でした。

そのままのテンションで『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』に突入。ワタシドコ?ココハダレ?とおかしな日本語を合唱する様は異様ながら楽しく、ここが盛り上がりとしてはハイライトだった気がします。みんな馬鹿になってた

馬鹿になったあとは、クールなロックソング『fake town baby』。「真実なんてないくせに I'll be!』の部分が異常に好きなので、高揚した空気の中で聴けてカタルシスが半端ない。

シュガーソングとビターステップ』は開始3秒で超人気曲なのがわかる盛り上がりっぷりで、あの言葉数の多さに反して軽々と口ずさんでいる人が多くて驚く。

 

ここで再びMCへ。

◆斉藤

・ 最後のMCなんでちょっと喋らせてもらいます。最初に「今日は長いよ」って言いましたけど、気づいたらこんな時間で、すっかり夜になってますね。こっちから見える景色が本当にきれいで、できれば夜から始めたかったくらい(笑)。※開演は17時30分でした。

・今日はアンコールもありません。

 観客:(えぇ~~~!)

(苦笑)まだ歌わす?だってほら、今まででもう22曲やってるんだよ。

 観客:(おぉ~~~!)

・今日は15周年ライブということで、こんなにも多くの方が集まってくれましたが、最初からこうだったわけでは勿論ありません。僕らはこれまで、自分たちのために音楽を作ってきました。自分たちのために音楽を作っていたら、最初は本当に小さな会場から始まって、少しずつ少しずつ、このバンドを好きになってくれる人が増えていって。これは当たり前のことじゃないと思っています。

それで、このバンドを好きになってくれる人が増えていって、どうしたらその人たちの思いに答えられるだろうと考えてみて思ったのは、「これからも自分たちのために音楽を作ろう」ということです。自分たちのために音楽を作り続けていけば、聴いてくれる人は「良い音楽だな」と思ってくれると信じています

・二人もなんかしゃべる?→MC交代

 

◆鈴木

どうも、Twitterがバズッた人です。いや、人生で2万「いいね」もらえることなんかないよね。なのになんか他人(松本人志)のネタをパクっただけのネタでねぇ…笑

・15周年ライブっていうことで、普段はあんまりしゃべらないんですけど、少し話します。

・15年前、周りで一番かっこいい2人と一緒に、スタジオで音を出してみたら、これがすごくよくて。俺はなんか色々欠けた人間でして。飲み会にも行かないし。こんな才能ある2人が、こういう欠けた人間を見捨てないでいてくれたのは、多分「こいつはなんか持ってる」って思ってくれたってことだと思うし、ありがたいよね。

・で、なんだかんだいって3人とも真面目なんだよね。で、才能あるやつらが真面目だとそりゃもういいものができるでしょっていう。今日もさ、かっこよかったよね!ほら、ドラムソロとか!

 

 

◆田淵

(1分近く沈黙する様が画面に写し続けられ、一笑いが起きたあと)

UNISON SQUARE GARDENちゅうのは、すげえバンドだな!お前らよく来た。またやろー! 

 

 

誰目線の何キャラのコメントなのか謎なまま、いよいよ最後の数曲へ。

「もうちょっとやります」と始まったのB面曲『さわれない歌』を経て、

桜のあと』へ。個人的に1,2を争うくらい好きな曲なのでやってくれてうれしい。あの複雑なリズム、どうやって弾きながら歌ってるんだろう。脳が分岐してるの?

そして演奏するかどうか気にしてた『オリオンをなぞる』。やっぱり代表曲なので、15周年ライブで演奏してくれてよかった。野外でのオリオン、なんというか会場全体が光に包まれて綺麗だった。

 

「ここで終わるはずがないのに」で終わったらちょっと笑うなと思ってたところ、『センチメンタルピリオド』へ。オクターブ奏法で演奏されるイントロすき。この曲で「ロックだけで暮らしてけるなんて言い訳にしか聴こえません」と言い放ったユニゾン、15年間ロックだけで暮らしてきた結果2万人以上が集ったわけで、なんだか感慨深いなあと思いつつ。最後の歌詞が「バイバイ」で終わるこの曲、思ってたよりラストにふさわしい曲でした。


UNISON SQUARE GARDEN「センチメンタルピリオド」ショートver.

 

 

さて終演後は登山したレベルの疲労感に襲われ、その日は泥のような眠りにつきました。気づいた時にはご覧のとおり数日たっており大分記憶も曖昧になってきているため、特にMC部分に関しては「なんか違うよなんか違うなんか」と思われるかもしれませんが、お許しください

 

いやあ、めっっっちゃ楽しかったー

 

あ、そうそう近々、「洋楽厨から見たユニゾン」みたいな記事を書きます。よしなに

 

 

【シャーロック】日本のドラマの「歌謡曲化」がキツいので見れないという小話

『シャーロック』が日本でリメイクされるようでして、しかも主演がおディーン様&なんかザイルグループのさわやかな人ということで世間が浮き足だっております。いや、言い過ぎました。Twitterがざわざわしております。とんでもない粉飾。

 

 

さて、シャーロック・ホームズについては短編を少し読んだことがある程度で、小学生時分は専らルパン派の人間だったため、「ルパンの娘で深キョンでも凝視してろ」と言われればそれまでなのですが、ドラマ『シャーロック』はそこそこ視聴した作品のためちょっと記事を書こうと思います。深キョンは見る

 

 

まず、日本版『シャーロック』は観るつもりはないので作品自体にあれこれ言うつもりはないんですが、そもそも日本のドラマの造り自体が自分に合ってないなと最近感じています。

 

日本のドラマは「歌謡曲化」がキツい。

 

「歌謡曲化」ってはさっき適当に考えた造語なんですけど、要するに「歌謡曲のようなわかりやすい演出と展開」がほとんどの日本のドラマに通底するものだということです。もっと素直に言うと、過剰なお涙頂戴演出がキツい。素直に言うならなんで造語出したん?

 

 

こういう風に言うと、ただシニカルな作品を礼賛するだけっぽい感じですが、実はお涙頂戴的な演出自体は別に嫌いではないのです。ブラピの「セブン」みたいな胸糞映画より「ショーシャンクの空」みたいなハッピーエンディングの作品の方が好きだし、ドラマや映画に関しては割とわかりやすいものを好んで観てる気がします。

 

 

ただ、日本の多くのドラマが、

・「感動しそうな展開」であることが透けて見え、

・「優しさや人情」といった寓話的要素の押し出しが暑苦しく、

・「感情を誘導したいことが明らかな音楽」を載せる

という過剰演出っぷりを特徴としているため(例外はありますが)、シンプルに自分の肌に合わないのです。なぜだか観てて恥ずかしくなってくる。

 

 

アメリカなんかのドラマを見て思うのが、「淡々と、すごい情報量で進んでいく」ということです。今好きで見てる『メンタリスト』も、冒頭30秒くらいで被害者が死んで、2分くらいで被害者の情報を集めて、そのあと5分おきくらいに異なる容疑者に当たっていって…とものすごいスピードで話が展開していきます。そんで終わる5分前くらいにあっさり犯人が射殺されたりする。個人の事情とか胸の内とかが介在する余地が少ない。

 

 

 

アメリカのドラマこそ至上!と言いたいわけではなく、このある種「ドライ」な進み方が自分には合っているようです。

 

例えばこれが日本のドラマの場合、犯人にはこういう深い事情があって、主人公はそれに対してこういう苦悩を感じて…みたいなところに長い尺を割きます。事件の解決するシーンはここぞとばかり盛り上げて、犯人が自白するシーンではいかにも悲しい音楽とともに犯人のすすり泣く音が載る。

 

 

多分「共感性羞恥」の類だと思いますが、日本のドラマを見てると「居心地が悪い」と感じる場面が多くあります。演出の過剰さに対して反応してしまっているんでしょうかね。

 

 

さて、やっと『シャーロック』の話。

イギリスのBBCでやってた『シャーロック』は、BL的な見られ方や主演のカンバーバッチの度を超したハンサムさは勿論ですが、単純に話が良くできてるのと、何よりシャーロックの破たんしたキャラの立ち方が人気の理由だったと思います。少なくとも自分はそう思っています。

 

さっき例に挙げた『メンタリスト』も、主人公のジェーンがかなりの社会不適合っぷりで、事件の被害者&加害者問わずすんごい失礼な言葉を浴びせたり、ルールガン無視したり、これはアウトというような言動が多くて、けれど面白い。(こちらは共感能力を極限まで鍛えあげた上でわざとやってるのでシャーロックとは性質が異なりますが)

 

てっとり早く表現すると、これらのキャラは「限りなくサイコパス的」な言動によって強烈な個性を発揮しているわけです。

しかしサイコなだけでは好きにはなりません。「優しさ」や「信念」とか、そういう「善人」的な要素を、「ごくたまーーーーーーーーーーーーに」見せるから、好きになるわけです。ここが重要。全体で言うと1%~5%くらいでいいのです、「お涙頂戴要素」は。

 

 

で、今回、日本でリメイクされる『シャーロック』も例にもれず上で述べた「歌謡曲化」されるんだろうなあと思うと、放送されること自体に文句は言いませんがあまり視界には入れたくないなあと言うのが正直なところです。

 

予想ですが、シャーロックとワトソンの友情とか、「本当は優しいシャーロック」とか、エンディングで流れるいい感じの感動ソングとか、そういう要素がちりばめられている可能性が高いためです。あと、そもそもあれはロンドンでやるからいいのでは

 

 

そんな感じで、おディーン様は好きなので応援はしてますが、評判がよかろうが悪かろうが見ないだろうなあというお話でした。めちゃくちゃ良い作品だったらすまん

 

 

そういえば一応触れておくと、去年リメイクしてた「SUITS」なんかは結構「歌謡曲化」されちゃってる好例なんじゃないかと。

 

 

最後に一つ。個人的に日本史上最高のドラマだと思っている『時効警察』の新シリーズ10月から始まります。テレビの前に坐して齧りつくように視聴し、液晶画面に穴を開けましょう。お涙も引っ込んで乾くこと請け合い。

時効警察DVD-BOX

時効警察DVD-BOX

 

 

【追記】

リメイクじゃなかったらしいですね申し訳な…い、いや、リメイクじゃなくてあのタイトルとロゴはどうなん?

https://www.j-cast.com/2019/07/24363431.html

【The Kooks】来日決まった変人たちの話

ザ・クークスの来日が決まりました。「kook=変人」なので、空港の保安検査で止められやしないかと気が気でなりません。kooksで複数形なので、少なくとも2名以上の変人が日本の地を踏むわけです。怖い

 

さて2000年代のギターロックブームの代表各と言っても過言ではないこのバンド。

正直4thアルバム以降は全く追えていないんですが、アルバムとしては2ndが、曲のパンチ的には1stがかなり好きだったので、来日が決まる程度に人気が残っていたのはうれしいところ。たぶん行けませんが。行けないのかよ

 

クークスといえばデビュー時はアークティック・モンキーズと肩を並べてたくらいの、鳴り物入りバンドって感じのスタートだったんですけど、今やワールドクラスになったアクモンと比較するとかなーり失速してしまった感があり。何がこの2つのバンドの命運を分けたのか。ヒット曲、前衛性、そして何より速さが足りない いや違うな

 

ザ・イギリスのインディーバンドって感じの佇まいと音楽性が好きな人が多かったと思うんですけど、3rd以降はなんだか何をしてるのかよくわからないバンドになってしまいました。かくいう自分も3rdを買って以降は追えていません。

 

とはいえ、とっても丁寧にポップな曲を作りつづける姿勢は変わらず、バンドとして嫌いになったわけではもちろんないので、今日は久しぶりにYouTubeで聴いてみようかなと思います。

 


The Kooks - All the Time

 

ふむ。なるほど?

 

 

話は変わりまして(強引)、クークスを知ったきっかけとなった"Sofa Song"という曲がありまして、原曲は勿論なんですけどライブバージョンのローファイっぷりがすさまじくかっこいい。

「クール」を煮詰めたような曲調、アンプに直でつなぎましたみたいなザラザラした感触が合わさって最高。

 


The Kooks - Sofa Song (AOL SESSION)

 

あと、2ndアルバムの"Do You Wanna"。


The Kooks - Do You Wanna (Live Jools Holland 2008)

 

こうして聴いてみると、やっぱりいいバンドですね。さすが

 

来日公演、行ける人は是非行ってください。自分は多分行けません。行けないのかよ

 

なんか最近、00年代のバンドの名前を聞くと、「あいつ、今元気でやってるかなあ…」と高校時代の友人に思いを馳せるような謎のノスタルジーに襲われます。助けてください

 

 

Inside in / Inside Out

Inside in / Inside Out

 
Konk (Deluxe)

Konk (Deluxe)

 

 

高速道路とかで見える山間部の村落で暮らす妄想をする

高速道路をHighway Starを聴きながら爆走していると(法定速度遵守)、ふと山間部に集落が見えることがあります。まさしく、垣間見えるわけです。

 

畢竟、高速というのは高い所に走っているので、それら集落を見下ろす形になるのですが、上からだとジオラマのように見える町並みに自分を投影する遊びが好きというお話です。

 

 

 

山間部に見える時点でお察しですが、それはもう超がつくド田舎です。

 

農家が多く、あたりは田んぼと畑だらけ。

バスは1時間に1本。少ない時間帯は2時間に1本。

家から20分ほど歩いたところに漸く無人駅が一つ。ドが付くローカル線に1時間揺られて、やっと街まで出られる。

買い物と言えば地域に1つだけのこじんまりしたスーパー以外に選択肢はなく、遊びに行くには電車か車で1時間ほどかけて市内のショッピングモールに繰り出すしかない。

 

学校は村に一つしかない。子供は多くないので、当然のように1学年には1クラスしかありません。同級生はもちろん村の子供はみんな知り合いです。農家の子どもが多いけれど、佐々木さんとこは中学校の先生の息子さんで、田村さんとこは郵便局員とこの娘さん。小さくて閉鎖的で、けれど他にコミュニティが無いだけに、安定はしている人間関係。

 

高校は一番近いところでも通学に30分以上はかかるので、このあたりから県外に出ていく人間もいて、高校を出ればほとんどが村からいなくなります。帰ってくるのは、地元の役場で就職する者、農家を継ぐ者。全体から見れば微々たる存在。

 

いよいよ村を出ていく最後の年、なんだかんだ面倒がりながらも毎年出てきた地元のお祭りでノスタルジックな気分に浸ります。「もしかしたらこれが最後の祭りになるかもしれないな」なんて考えていると、視界にお向かいに住んでいる娘さんが写ります。

出店を出しているのも全員見知った顔なので、堂々と声をかけるのが躊躇われるところです。だって昔から、あなたはその娘のことを…。

 

 

というところまで想像することは流石にないのですが、自分にもあったかもしれないカントリーライフを夢想でもしないと高速道路は眠くてしゃーない。眠いゲン。

 

何が言いたいかというと、そんなド田舎の林業を舞台にしたWOOD JOBという映画が中々面白いので観ると良いという話です。

 

 

 

 

消臭元がドイツ語だった

消臭元といえばミゲル・ゲレイロくんの美声が有名なCM、だと思っていたらそれは別商品の消臭力の方だったそうで、高い製作費を負担しておきながら小林製薬の商品と混同されるエステーに深い同情を禁じ得ない。

 

ところで「消臭元」をローマ字に変換すると"shoshugen"になるわけだが、これがなんともドイツ語っぽいという気づきを得て、一人狂熱の渦中にいる。

ご存じの通りドイツ語検定4級を保持している上位ドイツ語話者のワタクシが脳に蓄えているドイツ語彙は優に2ケタを数えるわけだが、ここで代表的なドイツ語を羅列してみる。

 

kugelschreiber(ボールペン)

waschen(洗濯する)

schwimmen(泳ぐ)

shoshugen(消臭元)

freuen(うれしい)

total(完全に)

 

馴染んでいる。なんならtotalとかよりドイツ語感が強い。

 

ポイントは~enにある。

ドイツ語は主語によって動詞の語尾が変化するが、原型は~enで終わるものがほとんどである。殆どの文章を作るためには動詞が不可欠なので、~enをみかける頻度は爆裂に高い。そのため、shoshugenはドイツ語の動詞っぽさが強い。

 

しかし、~ゲン、で終わる日本語は他にもたくさんある。

高原⇒kogen

最低限⇒saiteigen

人口減⇒jinkogen

 

ではなぜshoshugenが抜きんでてドイツ語感が強いのか。

それは、何やってんだろう感が強くなってきたのでもういいかな感が漂ってきている感。眠いゲン。

 

 

しあわせソングス★はじめまして、ミゲルです

しあわせソングス★はじめまして、ミゲルです

 

 

【Giovanni Allevi】名古屋 レポのようなあれ

今年で4年目になりますが、ジョヴァンニ・アレヴィのコンサートに行ってきました。

Go With The Flow、Downtown、Prendimiなどなど定番ソングは勿論、新旧の名曲が聴けてかなり良いセットリストでした。

 

何より、PanicVento D'Europaが聴けたのが本当にうれしかった。

Panicは曲名とは裏腹に休日の朝の静かーな気持ちにさせてくれる癒しの曲で、逆にVento D'Europaは孤独が音となって波のように押し寄せてくる曲。

PanicはともかくVento~はちょっとマイナーな曲っぽかったので非常に嬉しみである。

 

さて今年は演奏が始まる前にちょっとした小話があったんですが、それが結構印象的でした。

 

去る29年前、当時21歳のジョヴァンニがイタリアの劇場で初のコンサートを催した日のこと。このころはクラシックのレパートリーを弾いていました。

今でこそ5万人を動員するイタリアきってのスターですが、当時はなんと5人の観客しかいなかったそうで。あまりの客の少なさに、コンサートをやっていないと勘違いした人がドアを大きな音を立ててガシャンと閉めるなんてことも。見かねて、観客の1人である婦人が「こんな状況なら、演奏できなくても誰も責めないわ」と声をかけてくれたそうです。

前途が思いやられるスタートで、バッハを弾きながらとても惨めな気持ちになったとのこと。

しかし、その後ショパンを弾いたところ、先ほど声をかけてくれた婦人がそれを聴いて涙を流していたそうです。

 

その後コンサートが終わって、宿もなく、途方に暮れながら駅へ歩いていきました。駅ではその日使った楽譜を見ながら、一日のことを振り返ります。

そのとき喚起された感情が、「これが芸術だ」と言えるものだった、と。そんなエピソードでした。

それから時は立ち、自作曲で人気を獲得したジョヴァンニは大きな会場でコンサートを開き、前列にあの時の婦人が座っていることに気が付きます。

「ね、あなたはきっと人気になるってあの時言ったでしょう?」と。

 

かっけぇ。押しも押されもせぬイケメンである。

 

 

今では日本で言うと多分坂本龍一とかそのへんのレベルのスターのなんですけど、こんな過去もあってあれほど琴線に触れる音楽を作れるんだなあと思った次第です。

来年も来たら絶対行きますが、そろそろ夏以外に来てほしいなと思ったりします。

 

でも行く。

 

 

Equilibrium

Equilibrium

 

 

 

ジョヴァンニ・アレヴィ Tokyo Stationですっとエモくなる

ジョヴァンニ・アレヴィが大好きで毎年コンサートに行ってるんですけど、今回のコンサートに行く前にTokyo Stationを聴いて改めて良いなと。

 


Giovanni Allevi - Tokio Station

 

彼の曲は叙情的なメロディが魅力ではあるんですけど、流れてるリズムや音の飛び方、曲の展開ががどこか「ヘンテコ」なところがフックになっている気がします。

 

Tokyo Stationはコンテンポラリーな雰囲気で、ロックみたいなリフで始まったかと思ったら、ふっとめちゃくちゃエモい展開になっていって、このあたりの勾配でぐわんぐわん感情を揺すられます。

 

エモくない曲が急に調性感を出して、すっとエモくなる。この方法論は結構「面白い曲」のカギなんじゃないかと、ふと思いました。

 

さてー。コンサート楽しみー。