南極猿手帖

だいたい音楽の話(邦:洋=2:8くらい)をしている人です。ライブに月1~3回くらい行ってます。

HMV OnlineはCD販売をやめたいのかもしれない

 我ながら反省がないんですけど、悪名高いHMV Onlineで買い物をしたらまたちょっとひどいことになったのでご報告申し上げます。

 

この記事↓にも書いたとおり、HMV Onlineは在庫管理を少なくとも北極か大気圏外で行っているためなかなか正確に在庫が把握できないと考えられています。

aognotes.hatenablog.jp

 

商品注文時は「翌日出荷」だったものが「2-3日後に出荷」になり、数日後には「8-15日後」になり、「16-60日間」になり、果ては「入荷できませんでしたテヘッ」になるパターンがだいたい1回の注文で1件は必ずあるんですけど、今回なかなかすさまじかったです。

 

5点注文したんですけど、1点入荷したのみで残り4点はすべて「16-16日間」になりました(注文時は「翌日出荷」か「2-3日でお取り寄せ」だった)。

「現在商品の手配を行なっており、入荷次第早急に配送準備等を行う予定です。」ってメールには書いてあるんですけど、これ嘘ですね。誰も動いてないです。そもそも入荷する気なんかなくて、今回も60日をすぎたら勝手にキャンセル扱いにしてくることでしょう。

 

60日後に入荷って。何、500年前の貿易?

 

 

流石に、流石に。ちょっと、無い。

どうして毎度この仕打ちを受けてなおHMVから買うかというと、Amazonよりも安く買えたり、Amazonに在庫がないのを取り扱っているためだったりします。が、実際は取り扱ってなどいません。そこに商品はいません。眠ってなんかいません。

 

で、TwitterなんかでHMV Onlineの在庫管理に関するツイートを検索してみると、10年近く前から似たような報告があることがわかるんですよね。改善する気がないってことです。価格.comの評価も惨憺たるものでした。(https://kakaku.com/shopreview/9008/

 

流石に不思議になる。こんなに欠点だらけのサイトを、改善もせず同じやり方で運営し続ける理由。使えば使うほどにヘイトがたまっていく謎のゴミサイト。

 

これ、真面目にCDの販売をやめたいんじゃないかなーと思います。私はCDかなり買ってる方ですけど、CDが時代遅れなのは重々理解してます。場所取るし、PCに取り込んだらほぼ使わないし、通販だと届くまで時差あるし。正直、フィジカルなグッズを手に取れるという満足感以外、何もいいところがない代物です。レコードと比べてインテリアとしても微妙。カラス避けにもならない。

 

日本は海外と比べればCDが売れてる方って言いますけど、(元CDショップ店員の経験から言っても)売れてるのなんてアイドルがほとんど。洋楽のCDなんてマジで売れないです。ゴミ同然。

 

それでも私みたいなめんどくさい音楽ファンが一定数はいるため販売自体はやめるわけにいかず、でもなるだけ在庫持たないように入荷数は最小限に留める…みたいな感じ。店側にとってCDはお荷物でしかない感じです。

 

さらに言うと、洋楽のCDを買うならAmazonが最強でして、値段も品揃えも段違い。上述の通りHMVはたまにAmazonより安くなることがあるんですけど、基本的にはAmazonに勝るところは一つもないわけです。

 

 

こうなるともうCDの販売なんかやめたい。でもいきなりやめますとも言えない。

なのでHMV Onlineは決めました。

在庫管理の杜撰化に努め、鈍重な発送を心がけ、客への対応は不誠実を徹底しよう!と。

努力の甲斐あってHMV Onlineは着々と利用者を減らしてきています。この調子でいけば、近いうちにHMVでCDを買おうなどと愚かなことを考える人間はいなくなるでしょう。かくしてHMV OnlineはCD販売事業から撤退し、利益率の高い事業に打ち込めることになったのでした…

 

 

 

え、じゃあそうなるとHMVにどんな価値が残っているんでしょうか…うーん、何一つ思いつかない…。なんでつぶれないんだろう、というかなぜローソンは合併したんだろう、謎だ…

 

一つ良いことがあるとすると、相対的にタワレコがすごい誠実な会社に見えてくることですかね…?

 

 

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