消臭元がドイツ語だった
消臭元といえばミゲル・ゲレイロくんの美声が有名なCM、だと思っていたらそれは別商品の消臭力の方だったそうで、高い製作費を負担しておきながら小林製薬の商品と混同されるエステーに深い同情を禁じ得ない。
ところで「消臭元」をローマ字に変換すると"shoshugen"になるわけだが、これがなんともドイツ語っぽいという気づきを得て、一人狂熱の渦中にいる。
ご存じの通りドイツ語検定4級を保持している上位ドイツ語話者のワタクシが脳に蓄えているドイツ語彙は優に2ケタを数えるわけだが、ここで代表的なドイツ語を羅列してみる。
kugelschreiber(ボールペン)
waschen(洗濯する)
schwimmen(泳ぐ)
shoshugen(消臭元)
freuen(うれしい)
total(完全に)
馴染んでいる。なんならtotalとかよりドイツ語感が強い。
ポイントは~enにある。
ドイツ語は主語によって動詞の語尾が変化するが、原型は~enで終わるものがほとんどである。殆どの文章を作るためには動詞が不可欠なので、~enをみかける頻度は爆裂に高い。そのため、shoshugenはドイツ語の動詞っぽさが強い。
しかし、~ゲン、で終わる日本語は他にもたくさんある。
高原⇒kogen
最低限⇒saiteigen
人口減⇒jinkogen
ではなぜshoshugenが抜きんでてドイツ語感が強いのか。
それは、何やってんだろう感が強くなってきたのでもういいかな感が漂ってきている感。眠いゲン。