南極猿手帖

だいたい音楽の話(邦:洋=2:8くらい)をしている人です。ライブに月1~3回くらい行ってます。

『進撃の巨人』本編とは全く関係ない「進撃の巨人無料フェア」の感想

進撃の巨人が28巻まで無料、29巻も100円で買えるセールをやってましたね。

「アニメは好きで見てたけど、途中で挫折した」というまさにターゲットど真ん中の逸材だった自分もご多分に漏れず、このビッグウェーブに乗りました。

フェア終了日に。

 

なんだかんだめんどくさくて先延ばしにしていたせいで、終了日の朝からKindleに怒涛の勢いでダウンロードし、合間を見つけては現実世界と巨人の蔓延る世界を行ったりきたり。アニメで見ていた箇所まではなんとかストーリーもわかるものの、それ以降はきちんと読み込まないとストーリーを追うのが難しい。パラダイムシフトみたいなものすごい変化が起こるので、ぼーっとしてると誰が敵で誰が味方かわからなくなる。

 

スマホをにらみつけ、必死の形相でフリックを続けながら、センター試験国語以来の集中力を発揮して速読に臨みます。

 

で、結局最終日の9月18日中に22巻くらいまで読みました。間に合わなかった、と無念の気持ちで就寝しましたが、翌日Kindleを見るとまだ読める。「19日以降は利用できない」と記載されてたんで不思議に思いつつも、19日中に28巻まで読み切ることができました。

 

面白かった…。

 

 

で、感想なんですけど、自分で「やりたい」と思ったことをこれほど無我夢中でやったのはえらく久しぶりのことに感じました。最近は漫画もアニメも音楽も積んでおいて後から観る・聴くのが普通になってしまい、ゲームに至ってはスマホゲー1つ以外は全くやらなくなりました。

どれもやれば楽しいのはわかってるのに、手を付けるのが遅くなる。小学生の時分は、買ったゲームをプレイもできないくせに帰りの車の中で開封してホクホクしていたというのに。かわいいな自分。

 

そんな現在の自分が、ただただ「楽しい」と一心不乱に行動できたことがなんとなくうれしかったのですが、おそらく期間限定で読めるってところが大きかったんだろうなあと思いました。多分期限がなければ読み出すのも読み進めるのもかなり遅れていたことが予想されます。

 

とはいえよく考えてみれば生涯で触れられる作品数にだって限界があるわけで、そういう意味ではあらゆる作品に期限がある、ということを思えば日々の娯楽にこそ全力投球するのが本来の姿勢なのではないかと、そんな高尚なことをその場で思ったわけではないですが、もうちょっと積極的に「楽しい」を追求できるよう工夫しようかなと。


...そんな感じで、期限がないと人は動かないけど、期限はいつだってあるんだろうなみたいな進撃の巨人と全く関係ない話です。

 

 

進撃の巨人(29) (講談社コミックス)

進撃の巨人(29) (講談社コミックス)