南極猿手帖

だいたい音楽の話(邦:洋=2:8くらい)をしている人です。ライブに月1~3回くらい行ってます。

BUMPのアルバム、朝に聴く?夕方に聴く?それとも夜?

BUMP OF CHICKENのアルバムを、フィーリングのみを道しるべに完全な独断で朝型アルバム、夕方アルバム、夜アルバムに分類した。だから何と言われても困る。


 

■朝型アルバム

・LIVING DEAD

THE LIVING DEAD

THE LIVING DEAD

 

かなり迷ったが "グングニル"の「始まる感」のため、強いて言うなら朝のアルバムに該当すると結論づけた。"続・くだらない歌"や"K"、"Everlasting Lie"など、朝にしては重すぎるとの抗議が脳内で飛び交ったが無視する。

 

・jupiter

jupiter

jupiter

 

"天体観測"を除けば結構朝っぽさあるアルバムだと思う。"ベンチとコーヒー"とか特に。

 

 

・aurora arc

aurora arc (初回限定盤B)(CD+BD)

aurora arc (初回限定盤B)(CD+BD)

 

朝というより明け方ごろの、ラジオ体操のジジイすら起きてない時間帯くらいの澄んだ空気の下で聴きたい。一番分類が難しかった

 

 

■夕方アルバム

FLAME VEIN

FLAME VEIN

FLAME VEIN

 

次作のアルバムでは"Everlasting Lie"みたいな老成した曲を書いてしまう藤原基央だが、この1stアルバムでは相応に若くて、その若さがなんだかノスタルジックに響く。ノスタルジックといえば夕方である。あと"くだらない歌"を筆頭に実は結構音作りが分厚いんだけど、分厚い音って夕方っぽい哀愁出せる気がする。オアシスの"Definitely Maybe"に近い感覚。若さはな、戻らないのじゃ

 

 

ユグドラシル

ユグドラシル

ユグドラシル

 

これは迷わず夕方アルバム。"embrace"、"太陽"、"fire sign"、"ロストマン"とかもうどう考えても夕方。どう考えてもは言いすぎました

このアルバムに多いけど、ピックアップをリアにしてちょっとディレイを効かせると最強に夕方感が出る気がする。

 


・ray

RAY

RAY

 

ここからエレクトロサウンドを大々的に取り入れ始めたとは言え、実はギターの音色は結構バンドサウンドらしさが残っている。なぜかはわからんけどその音がまだ日の出ている頃合い、つまり夕方の音楽という感じがする。

 

 

■夜型アルバム

orbital period

orbital period

orbital period

 

 名曲"BELIEVE"を含むバリエーション豊かな楽曲群が並ぶが、色彩豊かな音色が夜闇に煌めく光を思わせるため夜型とする。自分でもいまいち言ってる意味はわからない

 

・COSMONAUT

COSMONAUT

COSMONAUT

 

 途中("HAPPY"あたり)まで結構夕方感があるが、"66号線"からの展開がどんどん夜が深くなってく感じでとても良き。宇宙がコンセプトっぽいし文句なしに夜。

 

 

・Butterflies

Butterflies(通常盤)

Butterflies(通常盤)

 

 完全夜型アルバム。全曲夜に合う。Butterfliesのディレイのかかったギターサウンドなど、空間系の音作りは夜っぽさが出る気がする

 

 

 

 

◆総評

ジャケットデザインに引っ張られすぎた気がするが、なんとなくしっくりくる分類となった。しっくり来たから何ということはない。自己満足である。

とはいえなんとなく発見だったのが、

朝っぽさ…澄んでいてクリアな音

夕方っぽさ…厚みのある音やリアピックアップのちょっとザラザラした感触

夜っぽさ…空間系で広がりを感じる、フロントピックアップ&キラキラしたエフェクト

あたりがそれぞれの印象に寄与している気がすること。

 


 勢いで書ききったため、非常に謎な記事となった。オチはない

非メタラ―によるDownload Japan 2019の遅いレポ・感想

生まれてからこの方メタラ―であるという自覚を得たことがなく、したがって自分はメタラ―ではないと思うのですが、人は何をもってメタラ―を自認するのかという定義を….........

 

序文に飽きたので非メタラ―がダウンロード・フェスに行ってきたレポと感想になります。このフェスって3月末に開催されたはずなんですけど半年何があったんですかね?タイムリープ

 

さて、今回日本初開催となったダウンロード・フェスティバル。事前にオジーのキャンセルなどのニュースもあり、色々と心配な点が多かったのですが、まず言っておきますと、

 

めっちゃくちゃ楽しかったです。最高。手のひら↑↓!!!

運営様お疲れ様でした。

 

バンドの演奏は勿論のこと、なんというかメタルコミュニティの文化にようやく直に触れることができ、新鮮な体験ができました。

 

 

◆移動~入場

当日3/22(木)の朝。

どこに出しても恥ずかしくない地方民中の地方民のため新幹線で東京へ。そのまま京葉線を巧みに乗りこなし海浜幕張駅へ向かいます。これからメルヘンな世界観を堪能せんとするディズニー民と、黒い服で全身固めたメタラー諸兄が同乗する、たいへんに密度の高い車内。

 

休日に早起きするのが嫌で、また前泊する気力もなかったため到着はお昼ごろ。つまり最初の数組は終わっている段階でのスタートとなりました。すまんな。

 

到着してチケット確認を済ませると、リストバンドドリンクチケットを渡されます。リストバンドさえあれば自由に再入場が可能とのこと。(余談ですがツイッターで「リストバンド売ってくれ」と交渉しかけてる人を見かけました。駄目だろ)

 

入場。ほえーと思いつつあたりを睥睨します。何しろ周囲はメタラーばかりなのです。なめられてはいけません。誰彼かまわずにらみつけ、順調にぼうぎょりょくを下げていきます。

 

で。やっぱりというかなんというか、独特な文化がそこにありました。

就活の合同説明会のような黒一色。ドレスコードあったの?というくらい、マジで9割を超える参加者が黒い服を着用しておりました。女性もそこそこ見かけたのが少し意外です。

 

バンドT着用者も非常に多く、スレイヤーやジューダスのTシャツは勿論のこと、アイアン・メイデンニルヴァーナのTシャツも散見されます。今日関係ねえだろ。あ、あとラウパなど他のメタル系フェスのTシャツ着てる人も多数。

 

会場の外に十数件ほど並ぶ出店を眺めながら、ふと漏れ聴こえてくる音の方を向くとMAN WITH THE MISSIONが演奏中。オオカミ初めて見たなーと思いつつ、会場2Fのクロークを目指します。

クロークは出し入れ自由、料金は1000円なり。昼ごろだったからか、クロークは全然並ばず。でかいゴミ袋みたいなのを貰って、荷物を預けます。

 

再びオオカミを横目にほえーっと思いつつ、昼食を頂くためいったん会場を後にします。今のところ、こいつは一体何をしにきたんでしょうかという感じであります。

 

 

◆ヘイルストーム

バーガーキングで食事を済ませたあと、会場に戻ると演奏中だったのはヘイルストーム。正直なところあんまり予習していたかったので途中からなんとなーくで見始めます。が、ぐっと注意を引かれてしまう。

 

事前に聞いていたとおり、メタルというよりはハードロックな正統派っぷりで、とても聴きやすい…。のはいいんですけど、

 

ボーカルの声がやばい。

とにかく声量。これ、何デシベルシロナガスクジラ?みたいな咆哮。

声量・歌唱力どれをとってもその日一番だったんじゃないでしょうか。 

 

曲を知らないのに、声にひたすら圧倒されて、比喩ではなく鳥肌が立ちました。

正直、感動というよりもっと生物的な部分で圧倒されたという方が正しい気がします。でかい獣を前に毛が逆立つような感覚とでもいうか。勿論ただでかいだけではなく歌唱力もずば抜けてるので、ビリビリと圧倒されながらも心地良く聴けるという。これは人気出るわなあ、と。

 

パフォーマンスも面白い。例えばドラムソロってのはこの手のライブでよくあるんですけど、「良いのを持ってるんだ」と言って取り出したのはお箸。当然コツコツくらいの音しかならないのですが、それで高速のドラミングをするので会場も笑いに包まれ、和やかムードに。一転、今度は特大のスティックを取り出してボスボスたたき出して、また笑いを誘う。あー、パフォーマーだなーと一気に好感度上がりました。

 

とかなんとか言ってたら来日公演決まりましたね。興味ある方は是非行かれると良いと思います。

https://www.creativeman.co.jp/event/halestorm19/

 


Halestorm - I Miss The Misery [Official Video]

 

◆アーチ・エネミー

デスボを生で聴いてみたいとアーチ・エネミーを鑑賞。マイケル・アモット率いる演奏はとてもソリッドで、Nemesisの超絶リフなどがソリッドで、ソリッドでした。

ソリッドってなんだろう。

 

アリッサ嬢のボーカルはなんだかすげえものを見ているなあという印象。良い意味でこう、動物園のパンダを見ているような気分でした。良い意味で。


ARCH ENEMY - Nemesis (OFFICIAL VIDEO)

 

SUM41

そんなに思い入れのあるバンドじゃなかった…と思ってたんですが、そういえば中学時代にめちゃくちゃ聴いてたのを思い出しました。特に2nd、3rdの曲は思い出深くて、イントロのリフを聴いた瞬間血が沸き立つような感覚を思い出しました。

古い曲は勿論新曲もステージセットの演出と相まってなかなか良く、めちゃくちゃ盛り上がってました。やっぱりこのバンドは日本と相性良い気がします。かなりメロディ重視なので。

モッシュが起こったときは「Good old mosh-pit!」とデリックも嬉しそうにしてました。

途中でサバスのParanoidのリフを弾く場面もあり、メタルヘッドへの気遣いも忘れず。

このバンドはマイナー調のメロコアっぽい曲でも、メジャー調のポップパンクっぽい曲でも、盛り上がりどころをわかりやすく作ってくれるので、この日一番乗りやすかったのはこのバンドだったかもしれません。

選曲もベストアルバムって感じで、個人的には"We're All To Blame"、"Still Waiting"、"Underclass Hero"、"Fat Lip"などなどこれさえ聞ければみたいなラインナップがすべて揃っていたので大変満足でした。

 

久々にポップパンクの強さをかみしめ、ふえぇ…音楽脳が中二に戻るよぉ…とひとりごちておりました。


Sum 41 - We're All To Blame

 

 

アンスラックス

古き良きスラッシュメタル。良い意味で、良い意味で四天王で一番馬鹿っぽくて良い。盛り上げ方も、ブリッジミュートのザクザクっぷりも、ボーカルスタイルも、「これぞスラッシュメタル」という感じのステージ。

"Indians", "Caught In A Mosh", "Mad House"などなど、ほとんどベストアルバムみたいな選曲で、ただただ楽しかった。"Do you like thrash metal!?"というアホみたいなMCも好き。

 


Anthrax - Madhouse (Official Video)

 

 

 

 ◆ゴースト

個人的ハイライトでした。正直に言うと、ゴーストを予習し始めたの、フェスの1週間前くらいからだったんですよ。アルバムもprime musicで聴けるOpus~は何週かしたのみで、あとはYouTubeに上がってたMVを繰り返し見て、とにかく直前にゴリゴリ聴いていったんですが。

それがライブ当日には、まるで遥か昔から聴いていたかのような耳への馴染みっぷりで、自分でも驚くばかり。

このバンド、見た目やコンセプトは完全にキワモノなんですけど(聖飢魔Ⅱみてえだと思いました)、やってる音楽は正統も正統、というかなんなら結構古臭い曲もあったりします。

特に最新作は80s感満載の曲が多く、キャッチ―なメロディが「ダサい」すれすれのところでかっこよく仕上がっています。その「もう少しでダサい」という音楽性も意図的にやってることがわかるので、なんというか「オーディエンスとの共犯意識」みたいなものが芽生えている気がしてきます。

一方、ダウンロードフェスに呼ばれるだけあってへヴィな曲は音圧高めのダウンチューニングで演奏されるので、なんだかんだメタルヘッズも大好きという、謎めいたバンドでした。

実はたった3年前の曲である"Square Hammer"は、もはやアンセムのようになっていて、イントロから比喩ではなく鳥肌が立った。

 

途中、インスト曲でコピア枢機卿がサックス(?)を吹きながら登場するシーンがあって、かっこいいやらシュールやらでなんだか楽いです。

コピア枢機卿のボーカルも華があり、バンド隊は非常に堅実に仕事してるので、ライブすっごい良いバンドですよ。必見。

 


Ghost - Square Hammer

 

 

◆スレイヤー

ハイライトがゴースト、ならスレイヤーは?

なんというか、別枠でした。

 

メタルのライブと言うより、

終戦を見届けた」みたいな気分にさせられました。何言ってんのこいつ

 

始まる前から異様な雰囲気が漂っていました。高揚感もあり、緊張感もあり、そして最後であることへのさみしさもあり。万感の思いが幕張を満たしています。

メタラーというのは揃いも揃ってこじらせたオタクばかりです。スレイヤーという、少しもブレることなく邁進してきたレジェンドに対する思いは、もはや好きを通り越して畏敬みたいなところまで育っていても不思議ではありません。

 

セトリはベストアルバムのような選曲で、みんな狂う狂う。目の前でモッシュピットが起こり身の危険を感じます。初めて聞くスレイヤーの音の洪水っぷりはすさまじかったですが、その一つひとつの音の粒は輪郭がしっかりしていて、スレイヤーにしか出せない音だなーと思いました。個人的にHell Awaitsと目の前のモッシュの地獄っぷりがシンクロして非常にナイスでした。あとなんかモッシュの中にダッチワイフ的なのがいた気がするんですけどなんだったんでしょうか。

 

とにかく演奏中は頭がからっぽで、かつ身を守ることに必死だったため気づいたら終わっていた感じでしたが、演奏が終わった後の「終戦」のような雰囲気がとても印象的でした。

 

最後、トム・アラヤはしばらく黙ったまま観客を睥睨していました。すると最後のMCを、なんと日本語で読み上げます。たどたどしく「私たちのたちの最後のショウです。とても悲しい。いつかまたね」と。

それだけ言い残し、戦士たちはステージを去ったのでした…


Slayer - Hell Awaits (Live Unholy Alliance)

 

 

ジューダス・プリースト

電車の時間の関係で、ペインキラーを背に帰った。

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いやー、まさかレポが半年も遅くなるとは思ってなかったのでびっくりしています。

先延ばしは良くないですね。では 

「ASKAは脱退したチャゲアスの曲を歌うな」って誰だよお前

チャゲアスを胎教音楽として聴いてきた世代としては、ASKAの脱退のニュースは中々にこたえるものがあり、「実家が半壊しましたよ」と告げられたような感覚に苛まれております。

 

早速我らがTwitterは「これじゃCHAGE and...になってniko and ...みたいですねw」とかクソつまんねぇ大喜利ツイートで溢れており、そのつまらなきこと芋洗坂係長とですよ。だけで60分構成されたエンタの神様のごときでした。ここが地獄か。

 

さて。そんな感じでショックはショックだったのですが、ASKA本人にやる気がないのは以前から何となくわかっていたことなので、結局脱退宣言の前と後で大きく事情が変わったことはない気がしています。だからまあ「やっぱりかー」という感じでした。ジョン・フルシアンテの脱退、マンドゥ・ディアオのグスタフ脱退、オアシスの兄弟喧嘩などを見届けてきたので、その辺のメンタルはかなり鍛えられてるのかもしれないですね

 

 

で、今回の騒動(?)で気になったのが「もうチャゲアスの歌は歌わないでください」系のコメント。一部ではありますが、ちょいちょい散見されたので、少し書こうかなと思います。

こういうことがあると他人に石投げて溜飲を下げる手合いが出てきますが、やっぱりかー、と。

 

「名義の関係で歌えない」ってのは詳しい人に任せるとして、道義的な面から言ってる人いますけど、「それ誰得なん?」てのが正直な感想。

「ソロでチャゲアスの曲は歌ってはいけない」という雰囲気ができて、実際本人も演奏しなくなったとして、それで誰か得するんですかね。あるいは誰かが守られるんですかね。

百歩譲って、例えば今の状況下で「テレビでチャゲアスの歌を演奏するのは良くない」ってのはなんとなくわかるんですけど、演奏するのってASKAのソロコンサートとかじゃないですか。コンサート行くの?そういうご意見番様。絶対行かないし、何ならその頃には忘れてるだろ

 

なんというか、自分の預かり知らないところで誰が何歌ってようがどうでもよくないですか?

 

 

まあ、正直本人のブログとかかなりモヤっとする内容だし、薬物関係でASKAがやらかしたのは紛れもなく事実なんで、彼に怒るのは個々人の自由だと思います。二度とコンサートに行かないとか、曲聴かないとか、それも好きにすればいいでしょう。ただ、曲を演奏するかしないかまで口出すのはどうなんですかね。残ったCHAGEさんの方もやりづらくなりそうですが

 

 

チャゲアスの大ファンで、ASKAのソロコンサートがあれば必ず行くけど、チャゲアスの曲を聴くと複雑な気持ちになる」とか、そういう人の気持ちはまあわかるんですけどね…。普段大して関心ないのに、謎の裁定を下したがる人たちは、ほっとけばいいのになー、という感じ

 

 

個人的には、歌手の人間性とか過去のこととかどうでもいいので、良い曲を良い演奏で聴かせてくれればいいかなという感じです。

ほら、ミュージシャンに人間性求めだすとレッドベリーとか聴けなくなるし…

2億年ぶりに歯医者に行って頭の中がメタルフェス

10恒河沙(ごうがしゃ)年ぶりに歯科医に行ったんですけど、あの治療イスに座った瞬間、脳内で演奏が始まりました。

歯医者のイスってなんかこう、刑が執行される感すごくないですか?感電死させられる電気椅子っぽいし、治療椅子についてる器具とかは解剖に使えそうなメカニカル感にあふれてる。絶対殺される。

 

あの椅子に座った瞬間、死刑執行を待つ囚人のような気持ちになり、頭の中をよぎったのはアイアン・メイデン"Hallowed Be Thy Name"。


Iron Maiden - Hallowed Be Thy Name (live)

 

邦題を"審判の日"という、絞首台で刑を執行される死刑囚の目線で歌われる曲。

絶望や悲哀を感じるイントロ、メタル屈指の名リフ、そして血がたぎる展開。かなり長めの曲ですが、冗長さを感じない名曲です。

 

 

しかし、歯科検診が始まってからはそれどころではありません。歯をガチャガチャ器具で、歯茎をつつかれ、謎の器具でゴリゴリ削られ(虫歯ではない)口内はズタズタ、とにかく痛い。頭の中もごちゃごちゃして、なんにも考えられないよぉ…

そんな感じで検診中に脳内をよぎった曲はみんな大好きカーカスの"Unfit For Human Consumption"。歌詞はよく知らないというか読んでもわからないんですけど、この曲のMVの様子が今の自分とマッチしておりました。


CARCASS - Unfit For Human Consumption (OFFICIAL VIDEO)

 

 

さて、歯科検診では歯の掃除もしてくれます。歯ブラシでは及ばない汚れを器具でゴリゴリ取り除いてくれるわけです。最終的にズタズタになった歯茎から多量の出血がみられ、口をゆすいだ時の真っ赤なこと。これはもう"Raining Blood"と言っても過言ではありません。


Slayer: Raining Blood

 

 

しかしやがて検診は終わります。長かったような短かったような、痛みと達成感に溢れつつ、清算を済ませるため、カウンターへ。

 

 

「次回、検診の続きのご予約はいつにされますか?」

 

 

"黒い安息日"


Black Sabbath - "Black Sabbath"

 

 

 

そんな感じで今週の水曜日、再び検診に行ってきます。悲しいけど、現実。


Metallica - Sad But True [Official Music Video]

 

 

 

魔力の刻印

魔力の刻印

 

 

【Incubus】インキュバスは意外と音作りが面白いという話

インキュバスは大ファンというわけではないんですが、音作りが好きなのでたまに聴きたくなります。基本ストレートなハードロックバンドという趣なのですが、フロントピックアップで出してる音圧高めな音がストライク。

ジャンル的にはミクスチャーロックとかになるんでしょうかね。

 

インキュバスを知ったきっかけの曲は"Black Hearts Inertia"でして、ベスト盤のボーナストラックとして収録されたものなんで有名曲でもなんでもないんですが、イントロのリフの丸い「厚み」みたいなのがかっこいいし、ベースラインが思いのほかファンクっぽいし、あとハードロックバンドにありがちな「クサさ」もない。


Incubus - Black Heart Inertia

 

↓ベスト。

Monuments and Melodies

Monuments and Melodies

 

 

 

これをきっかけに興味がわいて、評判のいいアルバム"Morning View"を聴いてみた。

Morning View

Morning View

 

 

オルタナらしからぬさわやかなジャケットで、なかでも気に入ったのが以下2曲。

 

"Echo" - Incubus


Incubus Echo

 

"Are You In?" - Incubus


Incubus - Are You In? (Official Video)

 

"Echo"はベスト盤に入ってもいいくらいのよくできたリフで、力が抜けるような不思議な響きがグッド。

 

"Are You In?"はベースラインが心地よい、ちょっとジャズっぽさもあるトラック。クールだけど情感たっぷりで、あまりロックっぽくない雰囲気だけどしっかりエモい。

 

そんな感じでサウンドが結構好きなバンドなわけですけど、初期のころはラップメタルっぽいことをやってたそうで。ラップメタルか…レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン以外あんまり好きじゃないんですよねぇ…

 

ベスト盤を出した後も何枚かスタジオアルバムをリリースしてるみたいなんで、そっちから聴いてみようかなと思う次第。

 

【UNISON SQUARE GARDEN】ユニゾン15th Anniversary 7月27日 舞洲スポーツアイランド レポとかMCとか

度を越した疲労感と眠気と腰の痛みと、それを凌駕する満足感とともに眠りの世界へ旅立ち…気づいたらライブから数日経っておりました。そんな感じでユニゾン15周年ライブのレポです。MCの思いだし書き起こしは下の方にあります

 

場所は舞洲スポーツアイランド 、完全野外の会場に2万人を超えるファンが詰めかけ、ちょっとしたフェスの様相を呈しておりました。着いたら屋台とか出ててビビった。グッズやクロークが長蛇の列を成していたのは予想通りでしたが、トイレ待ちの列はそれ以上で、まっすぐ並べたら万里の長城が埋まりそう。トイレが遠く遠く、何処までも遠く…

 

折しも台風18号が日本列島を通過するというタイミングの悪さでしたが、ライブが始まる数時間前には雨もやみ、時折日差しも出てきて中々良い巡り合わせです。ただし地面は雨でグジョグジョでした。グッズに長靴があったら即時完売してたこと請け合い。

 

今回は結成から15周年という節目のライブということもあり、気合の入り具合も半端なく。特設された会場はこんな↓感じで非常に洒落ており、シャッター音が鳴りやまない

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さて内容ですが、アニバーサリーライブの名に恥じないもんのすごいセットリストでありました。

 

『お人好しカメレオン』が一曲目という、2万人以上の予想を裏切ったであろう意外な出だしで、少しあっけにとられていましたが、すぐに「は?歌うま」と謎のキレ具合を発揮し、引き込まれていきます。

 

シャンデリア・ワルツ』でさわやかにロックモードへ突入し、 

次は個人的に中毒ソング『君の瞳に恋してない』で順調にボルテージを上げ、

流星のスコールへ。ナンバーガールを想起させるジャキジャキしたコードストロークで夏らしい爽やかな気分に。「流星だし夜になってからでも良かったかも...?」と思ったのは2日後のことでした

 

「頭が下がる その言葉をはき違えて ペコペコ重力とお友達」という超絶アイロニカルな歌詞が南国風味の音に乗る『instantEGOIST』。楽しい

 

続く『リニアブルーを聴きながら』はイントロからやっぱり代表曲の風格がある。イントロから終わりまで、とてもカラフルな曲。

その次は新しいながらもユニゾンでトップクラスで好きな『Invisible Sensation』。『ボールルームへようこそ』のテーマソングになっただけあって躍動感があり、メロディアスで、歌詞がとにかく力づけられる。もう、エモさが天井を叩いていて、間奏とアウトロのギターソロが爽快。というかライブで改めて思いましたが、あの複雑なメロディ歌いながらアルペジオや執拗なまでのコードチェンジを弾きこなす斉藤氏おかしい。そしてこの曲のバスドラはもはやメタル。

 

8月、昼中の流れ星と飛行機雲』、『オトノバ中間試験』とアルバムDr.Izzyからの選曲が続きます。オトノバ中間試験はユニゾン史上1,2を争う狂った曲で、ポップながらも結構めちゃくちゃな曲構成だし「これライブやるの無理では?」と思ってたんですが涼しい顔で演奏してた。なんだこいつら

 

前の兄ちゃんの頭にコガネムシが停まるというどうでもいい個人的ハプニングを経過し、

カウンターアイデンティティ』で熱い雰囲気へもっていきます。続いて『Catch Up,Latency』で疾走感を味わい、周年ライブだったら絶対やると思ってた『プログラムContinued』に続きます。

 

 

シンガーソングライターが演奏しそうな曲『黄昏インザスパ』では歌詞と優しい歌い方にちょっとしっとりした雰囲気になります。ちなみに地面はずっとしっとりしていました

 

現時点で最新(?)曲の『春が来てぼくら』を今夏が来てぐったりなぼくらが見守り、その日はじめてのMCへ。

 

覚えてる内容としては、こんな感じ。(断片的な記憶から再現してるんで結構間違ってると思います)

◆斉藤

・いやー、(雨)降ったね。…そして止んだね。

・15周年ライブということで、黒歴史について話してみようと思うんですけど。今僕ら「バンドが煽るのはダサい」みたいなことを言ってるんですよ。「行くぞ東京ーーー!」みたいなやつね。インタビューなんかでも偉そうに、「煽りとかダサいっすよね」とか答えるんですけど…。実は昔はめちゃくちゃ煽ってました(笑)。覚えてるのが、代官山でライブやったとき、「いくぞ代官山ぁぁぁぁああ!」って煽ったとたん、ギターの弦が「ブチッ!!」と切れたんですよ。自分が一番いけてなかった、っていう

・他にも大阪のミナミホイール(?)っていう会場でやったときのことなんですけど、会場の名前に「ホイール」が入ってるからか、田淵がいきなり「お前らのホイールをまわせぇぇぇぇぇ!!」って煽りだして…(笑)。いまだにあれは笑っていいのかどうなのか分からないんですよ。

 

 

みたいな感じでした。あれ、なんかもうちょっと良いこと言ってた気がするんですけどこういうくだらない話しか思い出せない。

 

さて、MC明けは「インディーのころに良くやってた曲です」とはじまった『水と雨について』周年ライブともあって最も古い曲の一つからの選曲。アルバム音源より歌い方に荒っぽさがなく、新しい曲として生まれ変わってました。そうそう、最近出たB面集のアルバムに、最初期の曲の再レコーディングが入ってたんですけど、オリジナルとはまた違った洗練された演奏になってたんで必聴です

 

 

続く『harmonized finale』はとにかく「エモさ」をぐつぐつ煮込めたようなエモソングで、「ずっと続けばいいな けど終わりが近づいてるのもわかるよ」という歌詞がこのライブ自体を表しているようでした。いやまあ、こっからも結構長かったわけですが。

 

cody beats』は良い意味で青臭い感じのする曲で、エモさが高まったところにこの熱演が刺さる。

10% roll, 10% romance』は曲のテンポが速いのはもちろん、もはや舌噛みそうなAメロの歌詞をライブでもよどみなく歌えるのヤバいなと思いつつ、ライブならではの臨場感ある疾走感を味わいます。感、感ばっか言ってる文章って頭悪そうですよね

 

そして盛り上がりが沸点に達したのが『天国と地獄』。あたりはもう真っ暗でしたが、煌々と光るステージライトのもと、観客がぴょんぴょん飛び跳ねる様子は天国のようであり、グジョグジョの地面の上で激しく動くためスニーカーが茶色に染まるのは地獄でもありました。Bメロ(?)部分の印象的なギターフレーズですが、1番と2番で使ってるエフェクトが違ってたのが印象的でした。

そのままのテンションで『徹頭徹尾夜な夜なドライブ』に突入。ワタシドコ?ココハダレ?とおかしな日本語を合唱する様は異様ながら楽しく、ここが盛り上がりとしてはハイライトだった気がします。みんな馬鹿になってた

馬鹿になったあとは、クールなロックソング『fake town baby』。「真実なんてないくせに I'll be!』の部分が異常に好きなので、高揚した空気の中で聴けてカタルシスが半端ない。

シュガーソングとビターステップ』は開始3秒で超人気曲なのがわかる盛り上がりっぷりで、あの言葉数の多さに反して軽々と口ずさんでいる人が多くて驚く。

 

ここで再びMCへ。

◆斉藤

・ 最後のMCなんでちょっと喋らせてもらいます。最初に「今日は長いよ」って言いましたけど、気づいたらこんな時間で、すっかり夜になってますね。こっちから見える景色が本当にきれいで、できれば夜から始めたかったくらい(笑)。※開演は17時30分でした。

・今日はアンコールもありません。

 観客:(えぇ~~~!)

(苦笑)まだ歌わす?だってほら、今まででもう22曲やってるんだよ。

 観客:(おぉ~~~!)

・今日は15周年ライブということで、こんなにも多くの方が集まってくれましたが、最初からこうだったわけでは勿論ありません。僕らはこれまで、自分たちのために音楽を作ってきました。自分たちのために音楽を作っていたら、最初は本当に小さな会場から始まって、少しずつ少しずつ、このバンドを好きになってくれる人が増えていって。これは当たり前のことじゃないと思っています。

それで、このバンドを好きになってくれる人が増えていって、どうしたらその人たちの思いに答えられるだろうと考えてみて思ったのは、「これからも自分たちのために音楽を作ろう」ということです。自分たちのために音楽を作り続けていけば、聴いてくれる人は「良い音楽だな」と思ってくれると信じています

・二人もなんかしゃべる?→MC交代

 

◆鈴木

どうも、Twitterがバズッた人です。いや、人生で2万「いいね」もらえることなんかないよね。なのになんか他人(松本人志)のネタをパクっただけのネタでねぇ…笑

・15周年ライブっていうことで、普段はあんまりしゃべらないんですけど、少し話します。

・15年前、周りで一番かっこいい2人と一緒に、スタジオで音を出してみたら、これがすごくよくて。俺はなんか色々欠けた人間でして。飲み会にも行かないし。こんな才能ある2人が、こういう欠けた人間を見捨てないでいてくれたのは、多分「こいつはなんか持ってる」って思ってくれたってことだと思うし、ありがたいよね。

・で、なんだかんだいって3人とも真面目なんだよね。で、才能あるやつらが真面目だとそりゃもういいものができるでしょっていう。今日もさ、かっこよかったよね!ほら、ドラムソロとか!

 

 

◆田淵

(1分近く沈黙する様が画面に写し続けられ、一笑いが起きたあと)

UNISON SQUARE GARDENちゅうのは、すげえバンドだな!お前らよく来た。またやろー! 

 

 

誰目線の何キャラのコメントなのか謎なまま、いよいよ最後の数曲へ。

「もうちょっとやります」と始まったのB面曲『さわれない歌』を経て、

桜のあと』へ。個人的に1,2を争うくらい好きな曲なのでやってくれてうれしい。あの複雑なリズム、どうやって弾きながら歌ってるんだろう。脳が分岐してるの?

そして演奏するかどうか気にしてた『オリオンをなぞる』。やっぱり代表曲なので、15周年ライブで演奏してくれてよかった。野外でのオリオン、なんというか会場全体が光に包まれて綺麗だった。

 

「ここで終わるはずがないのに」で終わったらちょっと笑うなと思ってたところ、『センチメンタルピリオド』へ。オクターブ奏法で演奏されるイントロすき。この曲で「ロックだけで暮らしてけるなんて言い訳にしか聴こえません」と言い放ったユニゾン、15年間ロックだけで暮らしてきた結果2万人以上が集ったわけで、なんだか感慨深いなあと思いつつ。最後の歌詞が「バイバイ」で終わるこの曲、思ってたよりラストにふさわしい曲でした。


UNISON SQUARE GARDEN「センチメンタルピリオド」ショートver.

 

 

さて終演後は登山したレベルの疲労感に襲われ、その日は泥のような眠りにつきました。気づいた時にはご覧のとおり数日たっており大分記憶も曖昧になってきているため、特にMC部分に関しては「なんか違うよなんか違うなんか」と思われるかもしれませんが、お許しください

 

いやあ、めっっっちゃ楽しかったー

 

あ、そうそう近々、「洋楽厨から見たユニゾン」みたいな記事を書きます。よしなに

 

 

【シャーロック】日本のドラマの「歌謡曲化」がキツいので見れないという小話

『シャーロック』が日本でリメイクされるようでして、しかも主演がおディーン様&なんかザイルグループのさわやかな人ということで世間が浮き足だっております。いや、言い過ぎました。Twitterがざわざわしております。とんでもない粉飾。

 

 

さて、シャーロック・ホームズについては短編を少し読んだことがある程度で、小学生時分は専らルパン派の人間だったため、「ルパンの娘で深キョンでも凝視してろ」と言われればそれまでなのですが、ドラマ『シャーロック』はそこそこ視聴した作品のためちょっと記事を書こうと思います。深キョンは見る

 

 

まず、日本版『シャーロック』は観るつもりはないので作品自体にあれこれ言うつもりはないんですが、そもそも日本のドラマの造り自体が自分に合ってないなと最近感じています。

 

日本のドラマは「歌謡曲化」がキツい。

 

「歌謡曲化」ってはさっき適当に考えた造語なんですけど、要するに「歌謡曲のようなわかりやすい演出と展開」がほとんどの日本のドラマに通底するものだということです。もっと素直に言うと、過剰なお涙頂戴演出がキツい。素直に言うならなんで造語出したん?

 

 

こういう風に言うと、ただシニカルな作品を礼賛するだけっぽい感じですが、実はお涙頂戴的な演出自体は別に嫌いではないのです。ブラピの「セブン」みたいな胸糞映画より「ショーシャンクの空」みたいなハッピーエンディングの作品の方が好きだし、ドラマや映画に関しては割とわかりやすいものを好んで観てる気がします。

 

 

ただ、日本の多くのドラマが、

・「感動しそうな展開」であることが透けて見え、

・「優しさや人情」といった寓話的要素の押し出しが暑苦しく、

・「感情を誘導したいことが明らかな音楽」を載せる

という過剰演出っぷりを特徴としているため(例外はありますが)、シンプルに自分の肌に合わないのです。なぜだか観てて恥ずかしくなってくる。

 

 

アメリカなんかのドラマを見て思うのが、「淡々と、すごい情報量で進んでいく」ということです。今好きで見てる『メンタリスト』も、冒頭30秒くらいで被害者が死んで、2分くらいで被害者の情報を集めて、そのあと5分おきくらいに異なる容疑者に当たっていって…とものすごいスピードで話が展開していきます。そんで終わる5分前くらいにあっさり犯人が射殺されたりする。個人の事情とか胸の内とかが介在する余地が少ない。

 

 

 

アメリカのドラマこそ至上!と言いたいわけではなく、このある種「ドライ」な進み方が自分には合っているようです。

 

例えばこれが日本のドラマの場合、犯人にはこういう深い事情があって、主人公はそれに対してこういう苦悩を感じて…みたいなところに長い尺を割きます。事件の解決するシーンはここぞとばかり盛り上げて、犯人が自白するシーンではいかにも悲しい音楽とともに犯人のすすり泣く音が載る。

 

 

多分「共感性羞恥」の類だと思いますが、日本のドラマを見てると「居心地が悪い」と感じる場面が多くあります。演出の過剰さに対して反応してしまっているんでしょうかね。

 

 

さて、やっと『シャーロック』の話。

イギリスのBBCでやってた『シャーロック』は、BL的な見られ方や主演のカンバーバッチの度を超したハンサムさは勿論ですが、単純に話が良くできてるのと、何よりシャーロックの破たんしたキャラの立ち方が人気の理由だったと思います。少なくとも自分はそう思っています。

 

さっき例に挙げた『メンタリスト』も、主人公のジェーンがかなりの社会不適合っぷりで、事件の被害者&加害者問わずすんごい失礼な言葉を浴びせたり、ルールガン無視したり、これはアウトというような言動が多くて、けれど面白い。(こちらは共感能力を極限まで鍛えあげた上でわざとやってるのでシャーロックとは性質が異なりますが)

 

てっとり早く表現すると、これらのキャラは「限りなくサイコパス的」な言動によって強烈な個性を発揮しているわけです。

しかしサイコなだけでは好きにはなりません。「優しさ」や「信念」とか、そういう「善人」的な要素を、「ごくたまーーーーーーーーーーーーに」見せるから、好きになるわけです。ここが重要。全体で言うと1%~5%くらいでいいのです、「お涙頂戴要素」は。

 

 

で、今回、日本でリメイクされる『シャーロック』も例にもれず上で述べた「歌謡曲化」されるんだろうなあと思うと、放送されること自体に文句は言いませんがあまり視界には入れたくないなあと言うのが正直なところです。

 

予想ですが、シャーロックとワトソンの友情とか、「本当は優しいシャーロック」とか、エンディングで流れるいい感じの感動ソングとか、そういう要素がちりばめられている可能性が高いためです。あと、そもそもあれはロンドンでやるからいいのでは

 

 

そんな感じで、おディーン様は好きなので応援はしてますが、評判がよかろうが悪かろうが見ないだろうなあというお話でした。めちゃくちゃ良い作品だったらすまん

 

 

そういえば一応触れておくと、去年リメイクしてた「SUITS」なんかは結構「歌謡曲化」されちゃってる好例なんじゃないかと。

 

 

最後に一つ。個人的に日本史上最高のドラマだと思っている『時効警察』の新シリーズ10月から始まります。テレビの前に坐して齧りつくように視聴し、液晶画面に穴を開けましょう。お涙も引っ込んで乾くこと請け合い。

時効警察DVD-BOX

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【追記】

リメイクじゃなかったらしいですね申し訳な…い、いや、リメイクじゃなくてあのタイトルとロゴはどうなん?

https://www.j-cast.com/2019/07/24363431.html