【My Chemical Romance】10年前、マイケミってバンドはすごかったんだ。
十×年前、学生時代。洋楽をそんなに聴かない子でもちらほらリスナーがいたのがマイ・ケミカル・ロマンスでした。
派手なビジュアル(ジェラルドがイケメン)、十代にぶっ刺さる世界観(ティム・バートン感?)、エモ系の激しさがありつつポップな曲調。当時の洋楽入門バンドとして、SUM41、グリーン・デイ、フォールアウトボーイなどに並んでマイケミは挙げられやすい名前でした。
そんなマイケミに対して自分はどうだったかというと、当時ノエル ・ギャラガーの影響でアメリカのパンク系バンドに謎の敵愾心を抱いていたゴリゴリの高二病患者であったため、かなり斜に構えた態度を取っていたのが思い出されます。
2010年ごろはわかりやすく、カサビアン(UK代表)とマイケミがバチバチやってた時期で(後に和解)、かつ自分がカサビアンの大ファンだったために、どうしてもマイケミが好きと言いたくなかったというのもあり。
まあUK勢の影響を差し置いても、「骸骨の派手な衣装を着ててもやってる音楽は普通のポップパンクじゃん」と、どうしても「本物っぽくない」印象が拭えなかったんだと思われます。後期のダムドみたいに、イメージ通りに音楽も尖っていれば、当時の自分のお眼鏡にもかなっていたんでしょうが。うーん痛い
とまあそんな感じで捻くれた態度で接してはいたものの、聴いていなかったかというと全くそんなことはなく、1stと2ndはしっかりチェックしていたのでした。ブラック・パレード(2nd)は世界観もさることながら、ポップな中にクイーンっぽいギターソロが多分に聴けるし、コンセプトアルバムとしてもまとまりのあるいい作品。多分誰もが聴いたことのある表題曲"Welcome To The Black Parade"を始め、"Dead"や"How To Disapper"、"Cancer"は何度も聴きました。
My Chemical Romance - Welcome To The Black Parade [Official Music Video]
Dead! ( Live AOL Session ) - My Chemical Romance
My Chemical Romance - [Cancer] (Lyrics)
1stアルバム"Sweet Revenge"はやっぱり"I'm Not OK"がアンセムで、「これが正しくエモーショナルな歌だなー」と感じた記憶があり...今思うとなんで好きじゃないふりをしてたのか謎なんですが...?
My Chemical Romance - I'm Not Okay (I Promise) (audio)
- アーティスト: マイ・ケミカル・ロマンス
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/07/22
- メディア: CD
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その後方向転換した3rd"デンジャー・デイズ"については未だに聴いていないので、やっぱりファンを名乗るほどの思い入れはないわけですが、この度ダウンロードフェス2020への出演が決まった知らせを受けて、「そういや当時すごかったなぁ」とかぼんやり思い出したという話でした。
...そういやジェラルド・ウェイの好感度が爆上がりしたのが、好きな日本のバンドを聞かれてミッシェル・ガン・エレファントを挙げたところだったりします。そう、つまりミッシェルはすごいという話だったのです。そうだったんですか?